お雛様とちらし寿司とともに、こうのさとマルシェ開催! - NPO法人こうのさと 祝福されるまちづくり

お知らせ

お雛様とちらし寿司とともに、こうのさとマルシェ開催!

3/6日曜日、晴天の下、今月もこうのさとマルシェを開催できました。

今月もとてもいい会になりました。来てくださった方が長い時間滞在してくださるんです。朝11時頃に来られて、15時、16時頃までいてくださる方も。お店を見るだけならすぐに終わるので、あの場所に居心地の良さを感じていただいているのだと思います。来ていただける方にも、あの場所にも感謝です。

さてさて、今月は桃の節句にちなんだ石原農園特製ちらし寿司が農家飯でした。私もいただきましたが、食べると身体が喜ぶんですね。細胞の一つ一つが「わたしたち、満たされてます」って教えてくれるような感覚です。
石原農園さんから提供されるものは、いつもそうなのですが、一つ一つ丁寧に作られたもので、それは料理もそうだし、使う野菜やお米もそうだし、もっと言うと作物をつくる土もそうです。34年歳月をかけてつくられた土があり、天地の恵と人の手が少し加わってつくられた作物があり、食べる人の笑顔を想像して調理される真心があり、そうやってできてきたご飯を、穏やかな空気の流れる古民家で、子どもらが自由に遊ぶ姿をみんなで見守りながらいただく。そうして、身体が喜ぶんだと思います。

今回はお雛様にちなんで、雛飾りも出しました。40年前のものですが、こちらも一つ一つが丁寧に作られていて、職人の気持ちが時を越えて伝わってきます。今はお内裏様とお雛様の二人飾りが主流だと思いますが、私たちが生まれた頃は、7段飾りだったんですよね。お金もかかるし、飾る場所もとるわけですが、子どもや孫の成長を、一家みんなで祝い、また、その祝福を幼いながらに受け取り、心を豊かにしていっていた日本の良き文化を感じます。

今回のマルシェでもう一つ、とても喜ばせてもらえたのが、長縄一つで生まれる子どもの遊び回る姿でした。ご飯も終わって、みんなが落ち着き出した頃、長縄を使って大縄跳びが始まりました。異年齢の子同士が楽しそうに話しながら、縄を回す子、飛ぶ子、飛ぶ自信がなくて見ている子、それぞれが楽しんでいました。
そして、大縄跳びをしていたかと思いきや、綱引きが始まり、いつの間にか古民家の前の田んぼに移動して、長縄電車ごっこが始まっていました。保育園の年少さんから小学校高学年までの子が、背の順でスタートするけどすぐにもみくちゃになって、こけて、大笑いして。ただただ、それだけなのですが、ずっと見ていられる感動した場面でした。
戦時中、大人は笑顔を見せることができなくても、子どもは関係なく笑って遊んでいた写真を見たことがあります。小学校でも保育園でも、子ども同士が触れ合って、めちゃくちゃして、大笑いすることが許されない、人類史上初かもしれない状況を強いられているわけですが、子どもにとってはそんなことは関係ないんですね。長縄と自由があれば、大人がルールを作らなくても、最高の遊びをし、最高の体験をしてくれます。

今月は、石原農園のカメさん、ちかちゃん、おばあさん&3月生まれの方の誕生日会もしました! カメさんケーキもお祝いに花を添えてくれました。あの場所があり、石原家の皆さまがいるから、マルシェが開催できます。ありがとうございます。

来月のマルシェは2022年4月3日(日)開催です。詳細ができましたら、このホームページのイベントページでお知らせしますね。今月もマルシェ開催できてよかった。ありがとうございます。