【開催報告】親子防災リーダープロジェクト2026 第1回「川の安全」
こんにちは、「親子防災リーダープロジェクト2026」がいよいよスタートしました。
記念すべき第1回のテーマは「川の安全」。
気温39度に迫る猛暑の中、そうじゃ水辺の楽校で、世界を舞台に戦ったラフティング選手から教わる貴重な川遊び体験をしてきました。
開催概要
| 日時 | 2026年7月24日(金) |
|---|---|
| 会場 | そうじゃ水辺の楽校 |
| テーマ | 川の安全 |
| 講師 | 平田章祥 氏(税理士/2025年ラフティング世界選手権〔マレーシア〕マスターズR4・ダウンリバー部門 日本代表・銅メダリスト) |
| 参加者 | 大人10名・子ども21名 計31名 |
| 運営スタッフ | 6名(川担当4名、食事担当2名) |
| 天候 | 晴天(最高気温38℃に迫る猛暑日) |
| 共催 | 備中県民局 |
当日の様子
世界メダリストと迎える、猛暑の川遊びスタート
毎年、竹林のスコレーの川遊びで講師を務めてくださっている平田章祥さんを、今年も講師にお迎えしました。
ライフジャケットの着用から始まり、準備万端でスタートです。
ライフジャケットとサップを身につけ、出発を待つ参加者たち
参加親子・スタッフ全員での集合写真
川の地図を広げて、今日のルールを確認
体験の前には、講師から川の危険な場所や流れについての説明がありました。
配布された資料でライフジャケット着用の重要性や渦(エディ)ができやすい場所についてみんなで学習。

講師の平田さんが作成してくれた資料


いよいよ実際の川で確かめる時間です。
講師から当日の流れや川の地図について説明を受ける参加者
MEGAサップで橋の下をくぐる大冒険
子ども約12人が乗れる大型サップ「MEGAサップ」での川を移動する体験に加え、3〜4人乗りの小型サップで川を上り下りする体験も行いました。
橋の下をくぐって進む瞬間は、みんな笑顔いっぱい。
その後、急流に流される体験を通じて、川の力の強さやライフジャケットの大切さを、座学ではなく体感として学ぶことができました。
サップに乗り込む準備をする参加者たち
MEGAサップに乗り込み、橋の下をくぐって移動する様子
サップの漕ぎ方を教わる参加者
「流されちゃう瞬間」がいちばんの学びに
当日は水深が浅く、小さな子どもでも歩いて渡れる場面がある一方で、油断すると流されてしまう子もいました。
そんな時、スタッフや年長の子どもたちが年下の子に声をかけ合う姿があちこちで見られたのが印象的でした。
事前に学んだライフジャケットの大切さや渦の発生箇所への注意点を、実際の川の中で目視しながら復習できたのも、この体験ならではです。
実は、川の中で気をつけたい水の動きは「渦(エディ)」だけではありません。
当日配布された安全資料には、こんな4つの動きが紹介されていました。
- エディ(よどみ・反転流):泡や葉っぱが上流に向かって戻っていくところ
- ボイル(わき上がる流れ):水面がぷくっと丸くふくらんで見えるところ
- ストレーナー(川の「ざる」):枝や柵に水だけがすり抜け、人が引っかかりやすい特に危険な場所
- バックウォッシュ(巻きもどす流れ):堰の下で白い泡がずっと同じ場所に残っているところ
「見た目が静かだから安全」とは限らないのが、川の怖いところ。
今回は実際の川を眺めながら教えてもらえたので、写真だけでは伝わらないリアルな学びになりました。
川に飛び込み、笑顔で楽しむ子どもの様子
桃の香るスコレーカレーと、学年を超えたひととき
お昼は、竹林のスコレーで仕込んだスコレー米と桃を使った特製「桃カレー」。
未就学児から中学3年生まで幅広い年齢の子どもたちが参加していて、年上の子が年下の子の面倒を見たり、年下の子が年上の子に甘えて一緒に遊んだりと、学び以外の交流も自然に生まれていました。
テントの下でスコレー米と桃の特製カレーを味わう参加者
参加者の声
アンケートは参加親子12組から回答をいただきました(配布:参加親子分)。
Q1.今日の内容は分かりやすかったですか?
| 回答 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| とても分かりやすかった | 9 | 75% |
| わかりやすかった | 3 | 25% |
Q2.やってよかったと思った内容(複数選択)
| 項目 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 川の水の流れの仕組みを知る | 12 | 100% |
| 川の危険について知る | 11 | 92% |
| ラフティング・SAPを体験する | 8 | 67% |
| 川遊びができるかどうかの判断について知る | 8 | 67% |
| ライフジャケットの正しい着方 | 6 | 50% |
| 水難事故の助け方・声のかけ方 | 3 | 25% |
Q3.防災への気持ちは変わりましたか?
| 回答 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| とても関心が高まった | 9 | 75% |
| 少し関心が高まった | 2 | 17% |
| 変わらない | 1 | 8% |
Q4.お子さんは今日の講座を楽しんでいましたか?
| 回答 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| とても楽しんでいた | 12 | 100% |
主な自由意見
- 「SAPを体験でき、『1人でSAPに乗れた』と自信も持てたようだった。急な速い流れも体験し、川の危険についてしっかり知ることができた。
- 「川遊びはほぼ初めてだった。急に深くなったり流れが速くなったりする川の危険を子どもも感じたと思う。親のライフジャケットも購入し、安全に川遊びを楽しみたい。」
- 「川の流れが急になる場所(エディ)の危険を、実際に流れて体験することでその力を感じることができた。ライフジャケットの大切さがよく分かった。」
「避難食の作り方や、地震・断水時の対処法を知りたい」というご要望も複数寄せられました。次回以降の内容にも生かしていきたいと思います。
おうちでも役立つ、保護者向け安全メモ
浮き輪より、ライフジャケットを
浮き輪は川では「ひっくり返る」「風で流される」「空気が抜ける」ことがあり、実は危険なんです。
子どもの安全を守るなら、やっぱりライフジャケットが一番。
また、子どもが溺れたときに助けに行く大人も着用しておくことが大切なんですね。
ライフジャケット選びのポイント
・体にぴったり合うサイズを選ぶ
・股下ベルト付きのものを
・桜マーク/CSマーク/RAC川育認定など、基準をクリアした製品を選ぶ
この体験で育まれたもの
自己肯定感:「1人でSAPに乗れた」という達成体験が、子どもの自信につながりました。
判断力:急に深くなる・流れが速くなる川の変化を、自分の目と体で感じ取る経験に。
協調性:流されそうな年下の子に、スタッフや年長の子が声をかけ合う場面が多く見られました。
思いやる力:未就学児から中学生まで、学年を超えて面倒を見合う・甘え合う関係が生まれました。
次回以降の開催予定
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 7月30日(木) | お手製食器と流しそうめん台づくり |
| 8月20日(木) | 防災のプロと学ぶ!防災リュックの中身と「119」 |
| 9月23日(水・祝) | 風・土・水の流れを学ぶ!土砂崩れを防ぐ大地の再生WS |
| 10月24日(土)特別回 | 断水に備える!みんなでチャレンジ井戸づくり |
| 12月19日(土) | 野外調理&消火器の使い方 |
全6回を通して、親子で「生きる力」を育んでいく年間プログラムです。
本プロジェクトの開催にあたり、ご協力いただいている協賛企業の皆さまに、この場をお借りして御礼申し上げます。

