2022春の『マタニティ・ディ・キャンプ』開催しました! - NPO法人こうのさと 祝福されるまちづくり

お知らせ

2022春の『マタニティ・ディ・キャンプ』開催しました!

(イベント開催日:2022年6月18日(土) 10:30〜16:30)

8組の妊婦さんと5組の産前産後のサポートをする方と、それぞれのお子さん13人、子どもの見守りをしてくださるボランティアの方2人と中学生の娘さんが集まって、こうのさと初企画のマタニティ・ディ・キャンプを開催しました!

これだけの人が集まり、協賛も多くの方からしていただき、場所も自然豊かでリラックスできる最高の場所。梅雨入りしたにも関わらず空は晴れ。しかも暑すぎない。お昼ごはんのおかずは超おいしそう。始まる前から最高の時間になる予感がしていましたが、実際に最高でした。

この企画が始まったのはコメダ珈琲。まったく別の話を助産師の シャノン 香織 さんと 片岡 徹也 さんと、わたし中村聡良でしていたときに、香織さんの「頼れる人がいることを知ってたら、産後ももっと楽なのに、知らないから頼れないのよね」「一度会ってたら頼めるんだけど、顔を会わせてないといくらインスタとブログとか見ても、産後の体力落ちてる状態だと、よう頼まんのよね」という話から、「それなら産前からつながりをつくる機会をつくろう」といって生まれたイベントでした。

「同じ釜の飯を食う、イベントにしたい」「羽釜でご飯を炊くから薪割りもして、芝生の上を散歩して」そんなことを話していくうちに、「ディ・キャンプ」という名前が決まり、「学ぶ・つながる・楽しめる!」というキャッチコピーも決まり、開催に向けて動き出しました。

「ディ・キャンプ」という名前から、「なにかハードなことをするのでは?」「体力もつかな?」という不安を与えたかもしれず、応募当初は参加者がなかなか集まらなかったのですが、口コミで広めていただき、最終的には当初定員の6組を上回る、8組の方にご参加いただけました。ご夫婦で参加いただいた方も3組ありました。(薪割りは妄想だけで、実際はしていません!)

午前の部は、助産師のシャノン香織さんがファシリテーションしながら「私がする私の出産」をテーマに、一人ひとりがどんな出産をしたいか話していきました。私も輪に参加して聞いていましたが、自分の理想や迷いを話し、聴いてもらうことで、出産を病院や助産院や親や周りの人のためではなく、自分が責任を持ち、自分のものとして出産を迎える覚悟を決めていかれていたように思いました。

「出産の痛みはエネルギー! 命を産むには、それぐらい強いエネルギーが必要ってこと!」
このとらえ方は目からウロコでした。

助産師のシャノン香織さんがファシリテートして、私がする私の出産をテーマにお話会
一人ひとりが理想の出産を話し、聞きました。

お話会の後はみんなでお昼ご飯。

メニューは、
・石原農園さんの自然栽培米を使った羽釜ご飯
・石原農園さんのお野菜と、すこやか未来のお出しを入れた特性お汁
・石原農園さんの玉ねぎで作ったオニオンフライ
・石原農園さんのミニトマトサラダと、ひじきの煮物
・浅口市で鮮魚の移動販売をされている水椛さんから仕入れたアマテの南蛮漬け

羽釜ご飯は午前中のお話会の裏で、こうのさと代表理事の片岡徹也さんが子供らと一緒に炊き、おかずは産前産後のサポートをされているナーシングドゥーラー和の為房さおりさんがつくってくださいました。

お昼ごはんは庭にゴザを敷いてみんなでご飯。まさに同じ釜の飯を食う!
午前のお話会の裏で、羽釜ご飯を炊いてます。お米は石原農園の自然栽培米。
美味しく炊きあがりました!
こちらはナーシングドゥーラー和の為房さおりさんに作っていただいたおかず。石原農園の玉ねぎ、ミニトマトが使われています。
お昼ごはんのレシピ。ナーシングドゥーラー和の為房さおりさんが今日のためだけに作ってくださいました。

午後は映画「オーガズミックバース」の上映会。海外の7人の出産を描いたドキュメンタリーなんですが、「出産は自然な生理現象の一つである、だからなにも怖がることはない」ということを映像で、しかも7人続けて見られるので、出産へのとらえ方を変えるきっかけになったのではと思います。

私が印象に残っているのは、「周りに誰がいるかで痛みが変わる。医療現場の冷たい空気は痛みを呼び起こし、反対にあたたかな気持ちの助産師が背中に手を当てるだけで痛みはやわらぐ」というところ。この話を上映会の後、出産経験のある方と話していたら、「ほんとにそう! 病院で出産したときは心拍数のメーターが上がるのを見たら痛いのが来ると思って痛くなった!」ということを言われていました。

「周りにだれがいるか、自分がどんな心でいるか」出産もそうなんだ!という発見がありました。

午後は映画オーガズミックバースの上映会

上映会後は、産前産後のサポートをされている方とつながりを持つ場。5人の方に活動のご紹介をしていただきました。頼れる人がたくさん同じ地域にいるって心強いと思います。実際には頼らなくても、なんかあったときに頼れる人がいることを知っていて、顔を合わせているのは、心を落ち着けてくれると思います。

NPO法人よりはぐプロジェクトの平尾博美さん
ナーシングドゥーラー和の為房さおりさん
おやカンパニーの三宅彩さん
Personal cara nappa の中山なおさん
すこやか未来の木林京子さん
こうのさと片岡徹也さん。お野菜受け取りの登録をされている方限定の産褥期ヘルパーの紹介

そのあとは、一日の振り返り。シンギングボールの音色を聞きながら、目を閉じ、静かな時間を持ち「私の出産」を見つめていただき、お一人お一人話していただきました。

外では子どもたちが芝生の上を走ったり、秘密基地のような小屋の中で遊んだり(笑)
お母さんにとっては子どもと少し離れてリラックスする時間にもなったのではないかと思います。子どもの見守りボランティアさんをしていただき、ありがとうございました!

目を閉じて一日の振り返り。部屋に流れるシンギングボールの音色が心地よかったです。
お母さんが静かに目を閉じているとき、子どもたちは秘密基地でおおはしゃぎ(笑)

最後はみんなで集合写真をとり、妊婦さんにNPO法人こうのさとのお野菜をプレゼントして閉会しました。みんなめっちゃいい表情してます^^

みんなでひろげよう祝福のワ!
参加いただいた妊婦さんへ、こうのさとのお野菜をプレゼントしました。

参加された妊婦さんの感想

「上の子(3才)を妊娠してから今までで、今が一番安定してます!時期的には一番大変なはずなのに、頼れる人とたくさんつながることができたからだと思います」

アンケートには書かれていませんが、イベント終了後にいただいた言葉です。いや〜、うれしかった! このイベントもそうですが、こうのさとの活動をやってよかったと思えた瞬間でした。その他にも「つながりができた」「出産への心構えができた」「ゆっくりリラックスした過ごせた」など、うれしいご感想をいただきました。

S.M.さん
みぽりんさん
K.Y.さん
S.M.さん
K.W.さん
小林さん

ご参加いただいた産前産後のサポートをしている団体・個人の方

NPO法人よりはぐプロジェクト
東日本大震災の避難者同士がつながりづくりからはじまり、今は倉敷市で地域の親子の居場所づくりをされています。
https://yori-hug.jimdofree.com/

すこやか未来
子どもの持っている力を信じる小児科医の木林京子先生が、食事や遊び、睡眠といった生活全般から子どもの健やかな成長を応援されています。
http://sukoyakamirai.com/

Personal care nappa
からだ・こころ・いのちのつながりを大事にした産前産後のケアされている作業療法士の中山なおさんがされています。子どもの遊び場づくりもされています。
https://www.instagram.com/nappa_has/

ナーシングドゥーラー和
岡山・倉敷で産前産後のママサポートをされている為房さおりさんがされてます。看護師免許も持たれていて、家事・育児のサポートをされています。
https://www.instagram.com/ndnagomi/?hl=ja

おやカンパニー
倉敷市で産前産後の方へのお弁当配達やケア講座、多世代交流の場所やファミリーマルシェを企画されています。
https://www.instagram.com/oya.company2020/

協賛いただいた会社・団体・個人の方

ご協賛いただき運営費を助けていただきました企業・団体・個人の方を、敬称略でご紹介させていただきます。

株式会社やまと(すし遊館)
木村式自然栽培の朝日米をシャリに使われいてる回転寿司チェーン店。一度も冷凍していない生本マグロは絶品です。
https://sushiyoukan.com/

株式会社 稲田石材加工店
大正10年創業の倉敷市の石材店。墓石や灯籠を主に扱われています。ご先祖様とのつながりを大切にされています。
https://www.donbla.co.jp/inadasekizai

おがわ助産院
幸せなマタニティライフをサポートする助産師の小川華奈江さんがされています。「おっさんず(おっ産ず)」のメンバー。
https://www.instagram.com/ogawajyosanin/?hl=ja

株式会社 倉敷プリント
倉敷市でシール・ラベルをはじめとした印刷全般をされていて、1枚からでも可能な細かなニーズに対応していただけます。
https://kurashiki-print.com/company/

グリーン在宅クリニック
倉敷市にある訪問診療専門のクリニックです。自宅での看取りもされています。出産「生」と看取り「死」のつながりから協賛いただきました。
https://www.green-hc.com/

たんぽぽ助産院
倉敷市で最も歴史がありお産の多い助産院。産前からの体づくりや自然なお産、授乳に力を入れられています。
https://tanpopo-net.gr.jp/

ナーシングドゥーラー和
岡山・倉敷で産前産後のママサポートをされている為房さおりさんがされてます。看護師免許も持たれていて、家事・育児のサポートをされています。
https://www.instagram.com/ndnagomi/?hl=ja

Personal care nappa
からだ・こころ・いのちのつながりを大事にした産前産後のケアされている作業療法士の中山なおさんがされています。子どもの遊び場づくりもされています。
https://www.instagram.com/nappa_has/

NPO法人よりはぐプロジェクト
東日本大震災の避難者同士がつながりづくりからはじまり、今は倉敷市で地域の親子の居場所づくりをされています。
https://yori-hug.jimdofree.com/

すこやか未来
子どもの持っている力を信じる小児科医の木林京子先生が、食事や遊び、睡眠といった生活全般から子どもの健やかな成長を応援されています。
https://sukoyakamirai.com/

石原農園
倉敷市で23代続く農家。平成元年から自然栽培でお米づくり野菜づくりを続けられています。
https://ishihara-nouen.com/

中嶋実 様

藤原ミヨ子 様

おかげさまで開催することができました。ありがとうございます。

協賛いただきました会社・団体・個人の方のパンフレット。おかげさまで開催できました。ありがとうございます。

次回予告

今回は「2022春のマタニティ・ディ・キャンプ」でした。春というには暑い時期に入っていましたが、当日は日差しも強することなく、いい気候の下で過ごせました。
次回は「2022秋」で予定しています。なにも決まっていませんが、11月頃になると思います。妊婦さん、旦那さん、産前産後のサポートをされている方にご参加いただき、楽しんでいただける会にしますので、引き続きこうのさとを応援よろしくお願いします!

イベント開催日:2022年6月18日(土) 10:30〜16:30
場所:岡山県倉敷市玉島道口5392 RVパークとのやま山荘
主催:NPO法人こうのさと
共催:産前産後サロン 助産院あいのわ

今回開催したイベントのチラシはこちらです。

原稿作成:中村聡良
作成日:2022年6月21日